たまにはシリーズ モカ・キリマンは酸っぱい?の巻き

いつもありがとうございます。ほろにが おすみです*^_^*

ここ数日「うだるような暑さ」と言う言葉がぴったりの陽気ですが、
皆さまは元気にお過ごしでしょうか。
ほろにがは明日12日と13日定休日となりますので、
よろしくお願い致します。

さて今回も【たまにはシリーズ】モカ・キリマンは酸っぱい?のお話を
近所のおばちゃん目線でお話してみたいと思います。

まずキリマンですが、キリマンジャロの略語です。
コーヒーは比較的国名がメインの名前になる事が多いのですが、
なぜか国名では無い「キリマン」の知名度が高い商品です。
「キリマン」と言う名前は知っていても、
どこの国のコーヒーかご存じ無い方もいらっしゃると思います。

キリマンジャロは、タンザニア北東部に位置するアフリカ最高峰の山です。
ですので、生産国名で言えば「タンザニアのコーヒー」となります。
ちなみに「マンデリン」も、生産国名は「インドネシア」です*^_^*

本題に戻り、「モカとキリマンは酸っぱいか」の話になりますが、
答えは「モカとキリマンだけが特別酸っぱいわけではない」といった感じでしょうか。

コーヒーの酸味はもちろんコーヒー豆によって出てくるテイスト(ミカンやヨーグルト等の表現)や厳密に測れば量は違っていると思います。
しかし一般的な人間が感じられる酸味に大きく影響するのは、何といっても焙煎度合いになります。
ハッキリ言って「モカ・キリマンは酸っぱい」と言われる方は、
この基本的な事を理解していない方がほとんどだと思われます。

コーヒーの苦みと酸味はコーヒー豆に熱を加える事によって、
豆が元々持っていた様々な物質が化学変化をおこす事により作られます。

焙煎が始まると一反酸味の素となる成分が増加します。(詳しい成分は省きます)
ですので煎りが浅い(当店では中煎り)の場合は、酸味を感じる味わいになります。
しかし焙煎が進むとそれらは分解が進み減少する為、深煎りになれば酸味が減って来るのです。

端的に言えば

「どのコーヒーも煎りが浅ければ酸味が強い。深く煎れば苦くなる」です。

実際当店のタンザニアは深煎りでの販売になりますので、
酸味よりも苦みの方が感じられる味わいになっています。

エチオピア(モカ)は、中煎り・中深煎り・深煎りと同じ農園のものを焙煎違いでご準備していますので、
もちろんそれぞれ味わいが異なって感じられます。
機会があれば飲み比べされてみるのも楽しいかも(*’▽’)

ではそもそも、なぜ「モカ・キリマンは酸っぱい」が生まれたのか。
あくまでもおすみの考察ですが、やはり以前の喫茶店ブームが大きく影響していると思われます。
残念ながらおすみは「純喫茶」に入ったことが無いのですが、
たぶん多くの喫茶店さんが提供していたモカ・キリマンが浅煎りで酸味が強かったのだと思います。

今ほどコーヒーに馴染みが無かった日本人には、
スッと飲める浅煎りの味わいが飲みやすかったのかもしれません。
また正直な話ですが、コーヒー豆屋からすると深煎りよりも浅煎りの方が儲かります。

焙煎する事によりコーヒー豆の水分が減っていきます。
コーヒーは量り売りになりますので、浅煎りを買って頂いた方が豆の水分が多く残っている為
深煎りを購入されるより微々たるものですがコーヒー屋は利益があがるのです。

当店のような極小店では全く影響はございませんが、今ほどコーヒー屋が多くなかった時代。
数社の大規模コーヒー豆屋にすれば、その微々たるものも何万トン規模で考えれば
決して小さな数字では無かったはずです。
おすみとしては企業さんのなんらかの戦略があったのではないかと考えています(^_^;)


まるで赤い宝石やぁヽ(°◇° )ノ

たまにはシリーズ 謎多きモカ

いつもありがとうございます。
ほろにが おすみです(*^-^*)

本日からお盆休みに入られた方も多いのではないでしょうか。
ほろにがは、定休日の水曜日・木曜日以外は通常通りの営業となっております。
よろしくお願いいたします(*^ ^)(*_ _)ペコリ

さて、今回は【たまにはシリーズ】
モカとキリマンジャロについて少しお話してみようと思います。

主に70才前後の方になるのでしょうか?
お好みをを聞きした時に、この年代の方からは
「モカとかキリマンが好き(又は嫌い)」という言葉を聞くことがあります。

たぶんこういった方は、以前の喫茶店ブームの時に体験した
「モカ・キリマン・マンデリン」という喫茶店の代名詞。
というべきコーヒーのイメージをいつまでも更新できないでいるのかな。と思います。

またそういった方は「モカとかキリマンは酸っぱいのよね。」と
言う方が比較的多いように感じています。

みなさんも「モカ」という言葉はよく聞くのではないかと思いますが、
実は「モカ」とはコーヒーの品種などではございません。
ずっと昔にイエメン(モカ・マタリが有名)とエチオピアの国から採れたコーヒーを
イエメンのモカ港という港から積み出したので「モカ」と呼ばれるようになったのだと言われております。

モカ港はすでに無くなっており、イエメンとエチオピアも地続きでは無く紅海を挟んで対岸に位置します。
一色単に「モカ」と呼ばれているものの香味は全く異なります。
それなのに「モカが好き」「モカブレンドが好き」と言われても
お客様自身エチオピアなのかイエメンなのかの認識がない事が多いです。

もちろん香味として純粋に花のような華やかな香味の「モカ」が好き。
な方もいらっしゃいますが、
単に「モカ好きっていうと通みたいで格好いい」という方も
正直一定数いらっしゃるのではないかと思っています(^-^; 

「モカ」というのは一つの生産国や産地・品種等ではなく、
本当にざっくりとした括りと思って頂ければ理解しやすいと思います。

また「カフェモカ」と言ったモカの場合は、
エチオピアやイエメンとは別のものになります。

主にエスプレッソコーヒーをベースに、チョコレートシロップやミルク・
ココアなどを入れた飲み物を指すようです。

少し長くなりましたので、『モカ・キリマンはすっぱい』お話は
次回にお伝えしたいと思います(*^ ^)(*_ _)ペコリ

おすみは最近、バニラアイスにコーヒーをかけて食べる瞬間が至福の時です(*’ω’*)

禁断の水出しアイスバッグVer.Ⅲ

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。

早いもので8月も終盤に差し掛かりました。

長かった季節のブレンド「夏モカ」もそろそろ終売です。

9月の初旬には「秋のフレンチ」も準備しなければなりません。

グアテマラは8月の末か9月の初めにサンタカタリーナ農園の新穀をリリース致します。

そしてエチオピアのナチュラルも新穀が入荷しました。

現在使用中のナチュラルがございますで、これが無くなり次第新穀に入れ替えたいと思います。

とは言え、気になるのでお味見をしてみました。

おぉ、別格ですなぁ。現在使用しているナチュラルも国内在庫の中で最も高品質の一つではありますが、さすがスペシャルロッドだけあります。

分かる人だけ分ければいいと思い、余りこの豆は凄いんだぞ!とは言わないようにしておりますがやっぱり別格だ。

今回のロットはグレインプロを開け立てでスパーフレッシュ生豆。今後徐々に味わいも変化してゆくと思います。

封を開けて焙煎した感じですと、ナチュラル特有の華やかな香りに、クローブやナツメグのようなスパイスの風味。

ボディーはやや重めで質感も豊かで滑らか。禁断の深煎りの準備もせねばなるまい。

その前に、禁断の水出しアイスバッグは、明日の販売より18-19の新穀を使用します。

明日からは急遽、禁断の水出しアイスバッグVer.Ⅲ となります。

禁断の水出しアイスバッグVer.Ⅱは、上品な味わいで最も売れたのですがね。Ver.Ⅱよりもよりエキサイティングな味わいになると思います。

毎回思うのだが、新しい豆やブレンドの配合を考えて、説明文を考えて、写真をトリミング。商品をHPにアップして、お任せセットのラインナップに入れて、HPのインデクスに追加して。

コーヒーのラベルを作って、ほろにが便りを作って、店舗用のPOPを作って、接客としてコーヒーを淹れて味わいや生産地の状況をお客様に説明してと。

まぁ、長い道のりがあるわけです。行き詰ると日記を書いて気分転換となるのです。

取りあえず、やることはいっぱいだ。頑張って早めにリリース出来るようにしますのでお楽しみに!

あっ!コロンビアの深煎りですが、久しぶりに680円オーバーの価格を付けました。言わなくても判ると思うので以下省略です。

Photo:エチオピア/イルガチェフェ・ゴチチ

エチオピア/イルガチェフェ ゴチチファクトリー

中煎り
中深煎り
深煎り

<生産者情報>
生産者:ゴティティウォッシングステーション Gotiti Washing Station 周辺の農家
所在:南部諸民族州ゲデオゾーン ゲデブウォレダ バンコゴティティ地区
標高:ウェットミル 2,010-2,025m、周辺農家 約2,000-2,200m
収穫:農家が手収穫し、収穫したチェリーはハンドソーティング
ウェットミル:ゴティティウォッシングステーション
品種:在来品種
輸送:リーファーコンテナ
精製:発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト
乾燥;アフリカンベッド(棚干し天日乾燥)
(朝と夕方だけ日光にあて、陽射しが強い時間はジュートをかけて陰干し)
ドライミル工程:アジス・アベバのドライミル
(脱穀→異物除去→スクリーン選別→比重選別→電子選別→ハンドピック)

Photo:エチオピア/イルガチェフェ

エチオピア/イルガチェフェ

中煎り
中深煎り
深煎り