コスタリカ・エル・ハルディン ナチュラル

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。

本日は定休日なので、店をしめてひっそりお仕事。

コスタリカ・エル・ハルディン ナチュラルのリリースです!

タラス地区の超高地のビジャサルチ種・ナチュラル精製です。

非常に出来の良いナチュラルですので是非お楽しみください!

エチオピアのナチュラルの埋め合わせで、こちらのナチュラルとエルサルバドルのハニー精製。どちらもスポット販売になりますのでよろしくお願い致します。

さてさて。減らそうと努力しているストレート商品。気が付けば増えている。

直近の使命は100g680円で販売するストレート商品。最近この辺が薄いです。申し訳ございません。

620円で販売しているブレンドの商品は、680円の商品をメインで使い、香りやアクセントや味の調和等を考えるとエチオピアやケニア、グアテマラのディアマンテ等の700円以上のコーヒーを使用しております。高価格帯の使用率が高まってきてしまいます。

正直、680円のストレートコーヒーを飲むなら620円のブレンドの方が美味しいですし、原価も高いし手間も掛かっており超お買い得です。

しかし、ストレートが飲みたい。ブレンドは安いから何か安い豆を沢山入れていると思う人も少なくない。

そんなショーも無いクズ豆を入れる店だったら、ストレート商品も偽装品の可能性高いとは思わんかね?

原価が高いとか野暮な説明しなくても飲めば美味さ分かるよね?なんて思っていた。

しかしながら飲んでも伝わらない。言っても伝わらない場合も多い。安いから安い豆を使っているんだと来たもんだ。

高い原価を使って手間暇もかけてより美味しく作る。その場合、価格はそれ相応の価格にすべきだ。

これは当店のミスだ。高い材料使って安く売るなんてそんなバカな売り方は一般常識から外れる。価格は安心を産むのだ。

安くて美味しいコーヒーが良いだろうと思っていた。しかし、消費者に伝わらないなら自分よがりの何ものでもない。

時間が出来たら価格を改訂しようと思います。

安くて美味しいというハウスブレンド的なものも用意しますが、大半のブレンドはストレートコーヒーよりもやや高めで贅沢に豆を使おう。ブレンドは手間もかかるので高級品だ。

まずはデフレ思考を脱却しなければならない。安くするのは生産者から買い叩くか、俺の収入と睡眠を減らすかランクの落ちる安い豆を買うかしかない。それら全て却下だ。

その前に、171円で仕入れて140円で販売し損をし続けているペーパーの改定もしなければならない。

とりあえず品薄の680円のコーヒーを探さなくては。この辺の仕事はめんどくさい。

つまらないコーヒーを売るならブレンドの方が美味いがイメージという物はなかなか払拭できない。

わざわざひと手間かけて美味しくしているのに、手間を加えない方が良いとか訳わからん。

と、イロイロご立腹なのだが、利益率の高い方を求めているのだから、店としては儲けが増えてラッキーなのですがね。

利益と言っても微々たる誤差のようなものだし、カネに捕らわれると良いモノなんて一つも出来ないのだ。

だいたい、どんなに利益になっても、私も社長も小遣いは増えない。

長々と書いてしまったが今後の方向性が見えてきた。つまらないコーヒー見つけるよりも美味いコーヒーを仕入れて自分で楽しみ喜ぶことが先決なのです。安くて美味しいコーヒーを提供しようなんて思い上がりだった。

お店は誰の為か。俺の死ぬまでの暇つぶしの為に存在する。20年かかって気付いた。

大変申し訳ないがもっと美味い方向で行くことにした。手加減はしない事にした。半数のお客様は喜んで頂けると思いますが、価格を気にされる方には大変恐縮ではあるが安いのは何処にでもある。

そして言い遅れましたが、数日前に20周年を迎える事が出来ました。皆様のお蔭です。ありがとうございました。