エチオピア-2 2018/06/1:キリトリ

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。

昨晩の月次決算。一ヶ月を振り返る唯一の日ですが、常連のお客様に支えられてやっていけるのだなぁとつくづく実感、感謝の気持ちでいっぱいです。(すぐ忘れてしまうのが私の欠点ですが。。。)

昨日の続きです。

プロが惹きつけられるようなコーヒーの話って何だと思います?

隣町のコーヒー屋や焙煎豆屋じゃないのですよ。それは素人の気になる事であってね。

現在、当店ではエチオピアのジンマ地区のコーヒー第2弾目をリリースしております。

このジンマ地区は、コーヒー業界ではあまりメジャーではございません。どちらかというと補欠候補にもならないようなマイナーな地域とされておりました。

そんな場所はマニア以外見向きもされません。ほとんどのボンクラは有名になったイルガチェフェで悦に浸るのです。リスクも無いしね。

消費者も雑誌で見た名前を見て喜び、今年のイルガチェフェはどうですか!?なんて話を振ってくる。

その前に、ウチで良くないイルガチェフェ出したことあったかい!?マジで!?と。

本当はそうじゃないんだよな。「今年もイルガチェフェ良い出来ですよ!是非楽しんでください!」と言わなきゃダメなんだよ。店に出るなら。

スペシャルティコーヒーの神様と崇拝する人も多いジョージハウエル氏も現在ジンマ地区を販売してます。やるなジョージ。と。(どうして上から目線なんだ!?)

彼の販売するジンマコーヒーは、ジンマ地区のDuromina生産団体によって仕立てられたコーヒーです。

スタンプタウンコーヒーロースターズでも扱っていた経緯があって、やるじゃないかスタンプタウンと思っていたところです。(どうして上から目線なんだ!?)

この、Duromina生産団体が何処にあるかって!?ジンマ(都市)から西に40kmのところにあるアガロ地区にございます。

そう、先日まで販売していたフンダオリと同じ地域にあります。分かります?イルガチェフェは良い土地なのは確かですが、最先端は産地を年単位で探し回っているのです。

今頃イルガチェフェを売り始めるのでは遅いのですよ。この進歩の遅さはイライラするのが正直なところですが、時代のニーズに合わせるか半歩先がビジネスなので仕方ありません。

ちなみにフンダオリは標高2.040m-2,200m。エチオピアのなかでも高地にあります。

シダモやイルガチェフェには無いボディ・質感・透明感・そしてflavor。気が付きましたか?凄かったでしょ!?マジで!

ついでに、Duromina生産団体は標高1,890-2,100mとなっております。

知名度では世界トップレベルの(味もジョージハウエルは美味しい)ですが、そのお店と同じ地区でかつ、彼らのコーヒーよりも高額なコーヒーを飲んでいる現状を理解して頂きたい。

俺の欲しい情報は、世界のトップオブトップスのコーヒーの豆の話であって、今後どのような地域でワクワクするようなコーヒーに出会えるかなのです。

7軒隣のお婆ちゃんのパンツの色や隣町のコーヒー屋や焙煎豆屋じゃないのですよ。

私も暇なら「えぇ!そうなのですか!凄く詳しいですね!」とお客様を喜ばせてあげたいのです。客商売はそこが大切なのですが、毎度毎度ご機嫌取りになるのは面倒でね。どうしても暇な会話は態度に出ちゃうのよ。遺伝で。

申し訳ないのですが、私は必要以上に無理に褒めておだてたりは致しませんので予めご了承くださいませ。ごめんなさい。

そして出来る事なら、私のワクワクするような別の話題でお願いしいます。我が侭で申し訳ございません!