ブドウの季節です-2

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。本日もブドウのお話です。

当店の地域では、大平地区と岩舟地区にブドウ団地がございます。沢山の品種が植えてありますが、主な品種は巨峰でしょうか。

この巨峰が年々残念な味わいになってきております。その為、私は黒、赤系のブドウは藤みのりかピオーネ、安芸クイーンをよく食べるようになりました。

前から思っておりましたが、巨峰は絶対種アリの方が美味しい。圧倒的に美味いけど、この理由が個体差なのか食べた時期で偶然なのか、農園の技術の差なのかが分かりませんでした。

天皇献上することもある岩舟の農家の巨峰は美味い。種アリだ。甘さに奥行きのあるコク、そして豊かな酸がまさしく巨峰の味わいである。美味さを追求するとこの味になると思う。

しかし、最近の巨峰は酸味が少なく、若いうちは渋みが強い。過熟になると渋みは抜けるが酸味も抜けてだだ甘いブドウになる。

むろん農園の技術の差もあることながら、種無しはどうしても品質が落ちるようだ。(農家さん談)

多くのブドウやさんは知ってるのですよ。美味しいのは種アリの巨峰だってことを。

しかし、客が種無しを好むし、ジベ処理をすると肥大化すて見栄えも良くなるので種無しが主流になるのだそうです。

わざわざ味が落ちるのを知りながらも客のニーズに合わせるのです。悲しいけどお客様の求める物を作るのがプロですからね。

プロのレベルからすると、凄く美味しいものを作っても顧客の半分以上ははわからないでしょう。

ただせっかく美味しいものを食べても美味しいと思えないのは不幸ですよね。

コーヒーもビックリするほど美味しいコーヒーをビックリする人の方が少ないです。オーバースペックにならないように気を付けないとお客様に満足して頂くことは難しいです。

ただ、味が分かっても、高価で買えない位なら・・。それだったら何でも美味しい美味しいと楽しめた方が幸わせだわな。

小生も、サッポロ一番塩ラーメンやシャウエッセンを買ってもらえない時期が長かったので、よほどのもの以外は何でも美味しいと言って残さず食べるようにしてます。

もちろん、巨峰も種アリだろうが種ナシだろうが喜んで美味しく頂きます。

どの様な味なのか?のチェックはきちんと出来ないと、コーヒーの味づくりにも関わりますからね。

(´-`).。oO(贅沢言えるほど稼いでもねぇし、一家の大食いを何とかしろよなぁ。)