スイスウォータープロセス

今年で3シーズン目になるカフェインレスコーヒー。

今回は高い品質と素晴らしいキャラクターを備えたコーヒーを毎年届けてくれるペルーのフェスパ農園をデカフェ処理しました。

今まではドイツで超臨界二酸化炭素でのデカフェ処理を行っておりましたが、今回はスイスウォータープロセスによるデカフェ処理を行いました。

スイスウォーター製法とは、1930年代にスイスで開発された脱カフェイン法のひとつです。

生豆からカフェインを含む水に溶ける成分を抜き出し、その水からカフェインのみを除去し、その他の成分を戻しカフェインを99.9パーセント除去するという方法です。

詳しく知りたい方はYouTubeにてご確認ください。

コーヒーを飲みたいけど夜に飲むと眠れなくなるかたや、処方されているお薬との兼ね合いでコーヒーを控えるように言われているお客様。

妊婦さんや授乳中のお母さんなど、活躍の場を広げるカフェインレスコーヒー。

求められるお客様や利用されるシーンが今後ますます増えていくからこそ、品質や味わいに一切妥協はしたくありません。

日本では欧米のような需要はまだ少ない状況です。品質・価格・鮮度の管理も非常に難しく最も手間暇がかかり市場の狭い分野でもあります。

他の豆と比べると格段に手間かかるし神経使うし喜ぶ人も少ないし。リスクたっぷりで利益も需要も無いので儲からないしと超問題児。

沢山の事をチェレンジさせて頂いており、自分自身も新しいチェレンジを楽しんでおりますが、今後どうなる事やら。

カフェインレスを普段飲まないお客様が大半な訳ですが、機会がございましたらお友達や娘さんの出産のお祝いなどなどご利用頂けましたら幸いです。

お時間いただきますが、ドリップバッグも作成可能です!

カフェインレス準備中

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。

一時の酷暑も落ち着き、お久しぶりのお客様やご新規さんなどご来店頂いております。

水出しのアイスコーヒーの注文も沢山頂いておりますので、明日の定休日はじっくり時間をかけて焙煎をしていきたいと思います。

そうそう。新しいコーヒーもリリースしなければなりません。人気のコスタリカとペルーのカフェインレスを準備中です。

今回のカフェインレスは、超臨界二酸化炭素方式ではなくてスイスウォータープロセスとなります。

液体二酸化炭素での脱カフェインは、工場の稼働率やコストがかかり過ぎるという理由からか、工場が縮小傾向にあるように思われます。

いくら優れた方法でも、やはりコスパというのはどの世界でも考えなくてはなりません。

ドイツでは2社が撤退し、イタリアでは某カフェメーカーが所有する工場があるようですが、自社の商品加工で手が一杯との情報がありました。

日本にも、超臨界二酸化炭素方式の会社もあるのですが、技術面でまだ問題があるとの事でしたので、今回はウォータープロセスでのカフェインレスです。

使用する豆は、安定して高品質のコーヒーを作り上げるペルーのフェスパ農園になります。

ペルーからカナダまで定温船で運び、水による脱カフェインレス処理を行っています。

随分と手間と暇とコストがかかっておりますが、需用はどうなのでしょうか?

カフェインレスは20年後にはもっと需要は増えるとは思うのですがね。今回は様子見程度の販売です。

Photo:ペルー/フェスパ農園-2

ペルー/フェスパ農園-2

生産者:ウィルダー・ガルシア
所在:カハマルカ州ハエン県ウワバル地区ウアコ
標高:1,800~2,000m
品種:ブルボン、ティピカ、カツゥーラ
収穫:完熟チェリーを選択的に手収穫
精製・ウオッシュト
乾燥・ビニールテント付の乾燥棚
輸送:リーファーコンテナ
保管:国内定温倉庫

Photo:ペルー/フェスパ農園-1

ペルー・フェスパ農園-1

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生産者:ウィルダー・ガルシア
所在:カハマルカ州ハエン県ウワバル地区ウアコ
標高:1,800~2,000m
品種:ブルボン、ティピカ、カツゥーラ
収穫:完熟チェリーを選択的に手収穫
精製・ウオッシュト
乾燥・ビニールテント付の乾燥棚
輸送:リーファーコンテナ
保管:国内定温倉庫

ペルー・フェスパ農園

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。昨年大好評頂きましたペルー・フェスパ農園リリース致しました!

中煎りはこちら
深煎りはこちら

なんと、今年は100gあたり740円→680円と昨年よりもお求めやすい価格でご紹介です!

理由は!ほろにが便りに印字ミスがあり、680円と記載してしまったからです(´・ω・`)

超絶美味しいコーヒーですので是非是非お試しくださいませ。

農園名:フェスパ農園所在:カハマルカ県ハエン郡ウワバル地区ウアコ生産者:ウィルダー・ガルシア標高:1,700-2,000m生産量:170袋程度農地:11ha農地栽培品種:カトゥーラ、ブルボン、ティピカ収穫:完熟チェリーを選択的に手収穫精製:発酵槽を使用したウォッシュト乾燥:ビニールテント付の乾燥棚ドライミル:脱穀⇒風力⇒スクリーン⇒比重⇒カラーソーター

珈琲工房 ほろにがさんの投稿 2016年3月24日

それにしても、生豆の高騰はとまりません。というか、更に美味しさを求めてますので価格が上がるのは仕方が無いのですがね・・。

近年のコスタリカなんかはビックリするような香味に仕上がってる商品が増えてきました。

時代は大きく変わりました。一部の能力の高い農園では、更に美味しいコーヒーも栽培できるようになったと思います。

問題は、幾らまでなら消費者が納得してもらえるか金額の問題になってきました。

盆と正月しか楽しまないのならある程度高くても大丈夫でしょうが、当店のお客様は毎日楽しむ。日常の一部としてコーヒーを楽しんでいる方が多いです。

そんな訳でして、生豆の価格は高騰しておりますが、価格転嫁は穏やかにしてありお財布に優しい値付けを心掛けております。

が・・。

来季のマンデリンは超絶価格になる可能性が高いです。是非今のうちにお楽しみください!マンデリンは他には代用できない香味ですのでご理解の程よろしくお願い致します。

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