お盆明け

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。

不安定なお天気が続きますがお元気でしょうか。

お盆も過ぎて暑さもあと一ヵ月。早く涼しくなって欲しいものです。

今週は社長と息子が帰省しており寂しい日々を過ごしております。

さて、当店はお盆帰省のお土産需要でチョッピリ賑わうのですが、今年はお盆明けのオーダーも多く今日は一日発送作業を行いました。

3連休なのですが、豆の焙煎や片づけも丸一日はかかりますし、味のチェックや新豆のマンデリンのページをアップしたり時間がかかります。

接客が無いので集中して作業が進めやすいのですが、次に何をリリースするか価格はどうするか便りの更新等もやらなければなりません。

常連のお客様のみですが、顧客台帳も付けなればなりませんし、不人気商品は入れ替えをしなければなりません。

不人気とはいえ、特定のお客様のお気に入り商品を無くすのは心苦しい。

また、秋までには価格改定のお願いをしなければなりません。

美味しいコーヒーを提供したいと思うのですが、どの位まで美味しくするのかも悩むところです。

当然、安くて美味しいのが希望でしょうし、なるべく安くはしたいとは思いますが、もっと美味しくしたいという気持ちも大きい。

美味しくするのは、更に良い豆を使わなければならないし、当然良い豆は高額になります。そんなに美味しいのは必要ないよね。と言うのもある。難しいですね。

コスタリカ_サンタ・テレサ_SL28

今回ご紹介致しますのは、サン・ホセ州の標高1,950-2,050mと極めて標高の高いサンタマリアエリア地区で栽培されました。

寒冷地で冷え込みが激しく、更に2,000mという標高が加わる厳しい環境の為、コーヒーの実の締まりが極めて良く、超硬豆に仕上がります。

農園主のロヘルさんとコーヒーとの関わりは、1976年(当時13歳)に父のもつ牧草地にコーヒーを植えたことから始まりました。

24歳の時にコーヒー農地を拡大したい!と考えたロヘルさん。アメリカに渡り必死に働いた資金で農地を拡大、生産量を増やし順調に営んでおりました。

しかし、2000年のコーヒー豆価格低迷によりロヘルさんも大打撃をうけました。

その被害も負けず、より高品質のコーヒー生産に取り組む為に2014年自前のウエットミル施設を開設。

コーヒー豆の栽培、収穫、水洗処理、天日乾燥と一貫した高品質なコーヒー生産が可能となりました。

翌年には、水洗処理の機械をクレードアップし、乾燥設備の充実も進めており、より優れたコーヒーの生産を目指し日々努力を続けております。

今回ご紹介する品種はSL28。この品種は1930年代にケニアの農業研究所(Scott Agricultural Laboratories)で名付けられSLは頭文字で28はシリアルナンバーとなります。

病気にも弱く収量も多くは収穫出来ませんが、素晴らしい香味が楽しめる高級品種で、世界中のコーヒー生産者が注目をしている品種の一つです。

赤ワインや巨峰やカシスのようなような濃縮感とほのかにスパイシーな風味と、クリーミーな口当たりが楽しめます。

プラムブルーベリーのような香りに、。角の無い桃やみかんのような優しい酸味が更に引き立てています。

滑らかで蜜のような甘さが心地よく、粘性を感じられるような豊かなコクに複雑で綺麗な余韻が素晴らしく、愛情深く非常に丁寧に作られ、農園主の思いが感じられます。

農園主ロヘルさんの終わりなきコーヒーへのこだわりを、ぜひ感じてみてください!

コスタリカ_サンタ・テレサ_SL28

マイクロミル:サンタテレサ Micro Beneficio Santa Teresa
農地:サンタテレサ2000 Finca Santa Teresa 2000
所有:ロヘル・ウマーニャ
所在:サン・ホセ州ドタ市サンタマリア
標高:標高:1,950-2,050m
規模:5.6ha
栽培品種:SL28
精製:機械的にミューシレージを除去するウォッシュト
販売日:2022.08.01

コスタリカ ドン・マジョ フジ

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。

昨日のニュースで大規模な豚コレラが発生して5万頭以上の豚が処分されるとのニュースがありました。

養豚所向けに豚コレラのワクチンの接種が終了していたので、そのうち豚は助かりイノシシが全滅すればいいなぁと密かに思っておりました。

残念ながら豚コレラの予防接種をした豚ですら感染するのだ。イノシシの感染も多いのでしょうね。

資材置き場ではイノシシが減って今度は鹿が現れた。

作物の被害はイノシシのほうが大きいですが、フェンス等の防御策はイノシシの2倍の費用がかかるのですよね。困った。

さてさて。今回はコスタリカ ドン・マジョ フジのご紹介です。

生産はコスタリカ・サンホセ州の東端に位置し、最高峰のチリポ山に抱かれる山と森が大部分を占める自然豊かなエリアで栽培されました。

栽培・精製はコーヒー栽培のスペシャリストのボニージャ家。

水洗処理施設名はドン・マジョ(マイクロミル)です。

農地名はフジ農地

詳しく記載しますと、ドン・マジョ マイクロミル_フジ農地となります。

フジは日本最高峰の富士山(標高3,776m)から命名しました。

もともとこのフジの命名は、インペリオ・ロホ マイクロミル所有のアルバラード家が付けたものです。

訳あって彼らが農地を手放し、以前から付き合いのあるボニージャ家がこの農地を受け継ぎ農地名も引継ぎました。

コスタリカ最高峰のチリポ山(標高3,820m)↓ 富士山の標高や姿も似てますね。

人気のイエメンとタンザニア

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。

毎日暑い日が続いておりますがお元気でしょうか?

当店の場合は、コーヒーの売り上げは年間を通してほぼ変わりませんが、それでも夏場は多少落ち込む季節です。

そんな中、新規のお客様がちょっぴり増えているようです。(有難い)

そして最近、電話セールスもちょっぴり増えている気がします。(迷惑)

ざわざわした部屋の中で電話しているので、コロナを心配してしまいますが生活もありますので悩ましいですね。

さて。さて。新豆をどんどんリリースしておりますが、最近ご注文が多い「イエメン」

素晴らしいコーヒーではありますが、非常に高額で気軽におススメ出来るモノではない。

しかし、ナチュラル好きの猛者がガンガン購入して下さっています。

唯一無二の個性にはまってしまったら仕方ありません。

決して万人受けするような味わいでは無いのですが、みんな同じ味では詰まらないですからね。ナチュラルが好きな方や、イエメニア種が気になる方はぜひ一度お試しください!

そうそう。新豆と言う訳では無いのですが、タンザニア・ブラックバーン農園が変わりました。

スクリーンサイズで「AB」から「AA」となります。

「AB」から「AA」となり粒が大きくなり、生豆の価格も上がり高級品に変わりました。(お値段据え置き)

粒が大きくなって姿は美しいのですが、味わいは飲んでみないとわかりません。

ブラックバーン農園は、隔年周期で「AB」のほうが良かったり「AA」のほうが美味しかったりします。

どっちも遜色ない位に良いのですが、今年は現在販売中の「AA」のほうが出来が良いです。

「AB」の出来が良い時は、ケニアのようなブルベリーやラズベリーの風味と豊かなボディが楽しめます。

「AA」の出来の良い時は、透明感がありながらも豊かで甘さを伴うコクが楽しめます。

生産量が減って通年販売が難しいブラックバーン農園。派手過ぎずバランスの良い味わいと豊かなコクのタンザニア。深煎りがお好きな方にはおススメです。ぜひ一度お楽しみください!

イエメン_ハラーズ地区_イエメニア種

イエメン_ハラーズ地区_イエメニア種

イエメン_ハラーズ地区_イエメニア種
厳しい国内情勢が続くイエメンから、飛びきりフレッシュで超レアなコーヒーが入荷いたしました!

エチオピアを起源とし、イエメンを通じ世界に広まったアラビカ種は300年もの年月をへて自然交配、人工交配などにより数多くの品種(亜種)が生まれました。

現在世界に流通しているアラビカ種はほぼ2系統に分かれます。

まずはイエメンからインド、インドネシアへと持ち込まれその後ヨーロッパ経由で世界に広まったティピカ系品種。

そしてイエメンからレユニオン島経由で東アフリカへ、その後中南米へと伝わったブルボン系品種のいずれかから派生したものと言われております。

今回ご紹介いたしますのは、この品種とは全く異なる個体で、2020年に新たに発見されイエメン国内で独自に発展を遂げた固有の品種グループに登録され、YEMENIA(イエメニア)種と名づけられました。

味わいはイエメンらしく個性的で、ブランデーを彷彿させる芳醇な風味にナチュラルとは思えないような透明感のある味わいとドライフルーツのような甘さが印象的です。

“昔アラブの偉いお坊さんが 恋を忘れたあわれな男に しびれるような香りいっぱいの こはく色した飲み物を教えてあげました ”

最高の恋が出来るかどうかは不明ですが、イエメン産コーヒーでしか味わうことのできない唯一無二の個性、どうぞご堪能ください。