| ティピカ |
アラビカの原種に近い品種で、コロンビアや中南米で広く栽培されてきた。長型の豆で香味良好品種。さび病に弱く、樹高もあり生産性優位のコーヒーでは無くなりつつある貴重な品種。 |
| ブルボン |
ブルボン島原産と言われ、ティピカの突然変異。小粒で丸みを帯びた豆で、S字形センターカットがある。ブルボン・サントスに代表されるブラジルの香味優良品種。最近は、生産性の高いカツアイ種に植え替えられて減少傾向。 |
| カツウラ |
1915年ブラジルのミナスジュライ州で発見された突然変異種。さび病に強く、収穫率も高いが隔年結果。ブルボン種に似て小粒。 |
| ムンド・ヌーボ |
ブルボンとスマトラの交配種。霜に強く環境適応性・耐病性ともに良い。生産性も良く果実も大きい。1943年サンバウロで発見されカンピーナス農事試験場で改良し、1950年から栽培されたブラジルの代表的品種。樹高が高くなり、作業性の問題から減少傾向にある。 |
| カツアイ |
ムンド・ヌーボの樹高の伸びをカツウラとの交配で抑えた矮性種(背が低い品種)。成長が早く生産性も高く病虫にも強く中南米で多く栽培されている。最近のオークション等で度々登場するが、香味が重く上記に比べると少々品質が劣る場合が多い。 |
| マラゴジッペ |
1870年に発見されたブラジル産の一変種で、バイア州の同地名からマラゴジッペと名付けられた。樹高・果実・種子など全て巨大。ティピカ種の優性突然変異と言われ、生産性は低く、大味で風味も劣る。 |
| ティピカ、ブルボン、カツウラ、ムンド・ヌーボ種あたりは、しっかりと管理されていれば良い香味に巡り合える可能性は高い。しかし、現在の多くのコーヒーは、生産性重視の為カツアイ種や、ロブスタ種と交配したティモール・アラビカ種、コートジボアールのアラブスタ種、ブラジルのイカツ種、コロンビアのバエリダコロンビア種等の割合がが非常に高い状態。「安く仕入れをしたい」と言う商業主義が、安かろう・悪かろうの世界に。世の中で、高品質のコーヒーを飲める人(飲んでいる人)は極めて少ない。 |